@daisuke_hirota
Jun 03, 2021 17:22:37

書評・読書感想文 - Zero to One

概要

ペイパルの創業者、ピーター・ティール氏が2014年に出版した本です。
テーマは新しいなにかをゼロから作る企業をどのようにして立ち上げるかです。

進歩には以下の2種類があります。

  • 進歩
    • 水平的進歩(グローバリゼーションのような成功例をコピーするもの)
    • 垂直的進歩(テクノロジーのような、新しい何かを行うこと)

競争ではなく独占せよ

競争は無駄、独占企業であるべき。一般的には独占企業は悪で、適度な競争が良いものを生み出すというが、著者は独占企業の方が良いと述べている。

独占すればいいので、先行者(ファースト・ムーバー・アドバンテージ)にならずともで、終盤で勝てばいい(ラスト・ムーバー・アドバンテージ)。チェスで勝つために終盤を学ぶように。

隠された真実を探せ

1:エンジニアリング
段階的な改善ではなく、ブレイクスルーとなる技術があるか?
2:タイミング
ビジネスをはじめるのに、今が適切か?
3:独占
大きなシェアが取れるような小さな市場から始めているか?
4:人材
正しいチーム作りができているか?
5:販売
プロダクトを作るだけでなく、それを届ける方法があるか?
6:永続性
この先10年、20年と生き残れるポジショニングができているか?
7:隠れた真実
他社が気が付いていない、独自のチャンスを見つけているか?

本を選んだ理由

現在、進行中の新規事業を改めて客観的に分析しようと思いたったため

学び

現在、進行中のプロジェクトはタイミングが少し早いかもしれないと感じました。
また本の中でも筆者はリーンスタートアップ的な複数回に渡って、事業転換するようなモデルよりも計画を立ててピボットの回数は減らすべきだと言っています。

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